新たな流れは急に訪れる
昔の建築業界では、駐車場を借りるというよりもその日その場で都度探して停めるという状態でした。ですが年々交通量に伴って規制やルールも整備されてきたことに併せて、しっかりとした形で借りる必要性が出てきたんです。
言ってしまえば今までなかった工程が大きく発生したことになります。でも人員はそのタイミングで同時に増えるわけじゃない。「じゃあうちはどうする?」となって、駐車場手配の方策を探していたのがきっかけです。
Special Interview No.08
旭化成ホームズ株式会社
昔の建築業界では、駐車場を借りるというよりもその日その場で都度探して停めるという状態でした。ですが年々交通量に伴って規制やルールも整備されてきたことに併せて、しっかりとした形で借りる必要性が出てきたんです。
言ってしまえば今までなかった工程が大きく発生したことになります。でも人員はそのタイミングで同時に増えるわけじゃない。「じゃあうちはどうする?」となって、駐車場手配の方策を探していたのがきっかけです。
大手のゼネコンさんは違うかもしれませんが、ハウスメーカーだと現場事務所を作るような案件は結構大変なんです。もちろん場所を確保するだけではなく、機能と人員も揃える必要がありますから。附帯業務というには規模もスピード感も負担が大きいんですね。
はじめはかろうじて整えていたんですが、それもなかなか追いつかなくなってきて。 慌てるだけでは何も進めないので、ちゃんと整理してくれる役割が必要だということに気づいたんです。
もちろん中には事務所や駐車場スペースを探すのが難しいエリアもありますが、希望が叶う場所を根気強く探して頂いて。その負担が軽減されたのは大いに助けられました。純粋に可動域が広がったんです。
いまは現場事務所を揃えていただくというのが普通になったのでありがたい限りですが、これを自分たちで探すと改めて考えてみると…ものすごい時間と労力だなと思うんです。元からある業務にも影響してくるなと。そういった意味では本当に助かっています。
一番最初の頃は手配も自分たちでやっていましたが、中~大規模の集合住宅工事が増えてくるとやることも増えて手が回らなくなっていたのを思い出します。それを知っているからこそ、依頼させていただいて、その分時間が増えているのを実感しています。
やるべきことの線引きは難しいですよね。自分が本来やらなくてもいい仕事は、もしかしたらたくさんあるのかもしれない。社会全体が働き方を見直す時代になっていると思います。ですが建築業界では、まだまだ「うちはほかの会社に頼んでるんです」というのがまだまだ少ないんですよ。
自分たちでやるか、全部外に出してしまうからだけで。整えるのに必要だけど、自分の労力はそこまでかけたくない。間に入ってくれるパートナーがいなかったんです。だからもっと拡がっていけるし、ともに成長していける。そんな存在だと思います。
住宅メーカー、ハウスメーカーの旭化成ホームズは、戸建注文住宅を中心に集合住宅、 マンションやリフォームなど住まいに関する事業を展開しています。